検診
健康診断に行ってきた。
家の近くにある大きなマンションの2Fにあるクリニック。
大きなマンションは見えけど、そのマンションになかなかたどり着けなくて歩いていたら、知らない路地へ。
とっても静かで緑が多くて、なんかとってもいい路地。
道に迷うのも、いいかも。
よれよれの普段着を着たドクターは、髪も腕ももじゃもじゃで、シーサーみたいな人だった。
聴診器。
友人の旦那さんが内科医で、その人が言ってたけど、聴診器って値段がいろいろなんだって。
高くていい聴診器は、Tシャツの上からでも、はっきり音を聞き分けられるとか。
冷たい聴診器を肌に当てられたので、そんな話を思い出した。
去年、派遣会社の定期健診を新宿に受けに行ったときのこと。
ぱりっと糊のきいた真っ白な白衣を着て、スレンダーで白髪。
雰囲気もぱりっとしたドクター。
その先生、もちろん聴診器も使ったけど、背中に手をあてて、とんとんって指で叩いて音を聴いていた。
微妙な音の違いや響きで臓器と話しができるなんて、職人みたいだ。
って、思ったっけ。
シーサー先生の聴診器は、ちょっと、安そう。
メガネの上からのぞく目は、とっても優しいまなざしでした。
待合室には、保育園児が描いたシーサー先生の絵がたくさん飾ってあった。
相手を緊張させないように、普段着だったんだね。