平和の世

映画『アバター』を見た。
アミーゴの友人に、「こんなに感動して涙したことはないよ。すごくいいよ。」と超薦められたのだ。


地球から5年行った宇宙にある星が舞台。
地球に似ていて緑が多く、先住民が暮らしている。
地球人はその惑星の資源が欲しくて、先住民を手なずけようとするんだけど言うことをきかないので、結局軍事力で破壊、略奪しようとする。

先住民のDNAと地球人のDNAを合わせて作ったアバターに、青年が入って先住民と暮らしていくうちに、その惑星を、先住民たち仲間を守りたいと思うようになり、元は仲間だった地球人と戦って、その惑星を守る話だ。

本当にきれいな映像で、広い宇宙のどこかにはこういう星があるかもしれないなと思った。
その惑星は、命の木というシンボルの木を中心に、惑星の全ての木や草と根っこでつながってるんだ。
根を通して情報を伝えあってる。

そしてそこに住む人たちは、生き物や木と心で話すことができるんだ。

沖縄のやんばるにある竹は、人間の時間で30年たつと、その地域の竹が全部いっせいに枯れるそうだ。
たぶん私たちのまわりの木々や草だって、会話してるんだと思う、人間が解読できないだけで。

過去の侵略の歴史を見ているようで、欲のためなら力ずくで奪い取るというのがいかに愚かなことか、そんなメッセージを感じたけど、私は全然感動しなかった。

無抵抗なところに力ずくできたからって、仲間を守るため、愛する人を守るために、戦うことほど悲しいことはないよ。

木や生き物と話せる力を持った人たちなんだからさ、毒矢で相手を殺すんじゃなくて、笑いが止まらなくなるような薬が塗ってある矢を射るとかさ、みんなの祈りの力で相手の戦意を喪失させてしまうとかさ、映画なんだし、そういうことを考えられなかったのかなー。

殺しあうのではなく、共存する、分かちあう未来を選んでいきたいな。


読谷から、パパヤーとコリンキーとタンカンが届いた。
わーい、うれしいー。