お父さんと

おばあちゃんが入院したのでお見舞いに行った。
水戸の近くの大甕。

上野駅で父と待ち合わせ。
待ち合わせに遅れそうで走って行くと、鞄を斜めがけして帽子をかぶった父が、ちょこんと待っていた。
「あれ、こんなに小さかったっけ。」

おむすびを買って特急に乗った。
「お父さんとでかけるの、はじめてだね。」
と言うと、にややややや、という顔。
「小さい時、ライトバンでどこかに行ったよね。帰りに後ろのシートに寝転がって、流れていく電柱や木を見るのが好きだったな〜。」
と言うと、
「あれは、浅草寺の裏の馬券売り場に行ったんだ。」
と、ほんわか顔になった。


おばあちゃんは、99歳。
今年の秋で100歳。

体調を崩して肺炎になりかけ、便秘も重なって入院したらしいけど、ベッドに寝ているおばあちゃんは、よわよわになっていた。
春に会ったときは、頭も体もしゃきしゃきしてたのになぁ。

喋ってるうちに、元気になってきたので一安心。
肌もつやつやして、詰まっていたものも出てデトックスしたから、生まれ変わるかも。
そしたら、百はたちまで元気で過ごせるさ。


帰りの電車からのどかな田園風景と夕焼けを眺めていたら、
「ここ(勝田)は、戦争が終わって食べるものがないから、芋を買いに来たところなんだ。俺がまだ小さい弟をおんぶして、買った芋をお袋がしょって・・・。」
と、父がしんみり言った。

家族のつながり。
とっても深い魂の縁があって家族になった不思議を、しみじみ想った。


夜は大宮のうさぎ屋で、埼玉エイサー隊の仲間と沖縄料理をつつきながら、新年会をした。
久しぶりに家族に会ったみたいな安心感と心地よさで、ついつい泡盛を飲みすぎたー。
半年ぶりの私を暖かく迎えてくれて、うれしいなぁ。
いつもいつもありがとう。
感謝感謝です。
さあ、今年も楽しく進むぞー!

今年は赤いものがいいみたい。
朝の太陽の波動をうつした水を、入れて飲んでるよ。