夏休みの思い出

毎日が飛ぶように過ぎていく。
本当に早い、速い。


『夏休みの思い出』を書こう。


・・・と言っても、もう9月7日なので、
2学期始まっちゃって、慌てて出した宿題みたいだけど(苦笑)



「今年の夏休みは埼玉だから、海では遊べなかったけど、
ロンドンに行ってる友人が帰って来たのでゆんたくしたり、
今井純さんのインプロワークショップに参加したり、
映画を観たりしました。

今日は、奈良に行った話を書きます。」



二ヶ月くらい前に、急に「奈良!飛鳥!」と思い立ち、
8月14・15日の春日大社、中元万燈籠を観たくて、
12日〜15日まで奈良に行ってきました。



○12日○
お昼に飛鳥に到着。
自転車を借りて明日香村巡り。


古代から続く空は、宇宙のようでした。



石舞台古墳は、とても大きくてパワーがあって、
天とつながっているような強いエネルギーを感じて、
ストーンヘンジに行った時の事を思い出しました。

石舞台の上には、コンドルのような鳳凰のような雲が。


緑の稲穂が美しい明日香村。
そこここに古墳や、まだ発見されないものが埋まっていて、
汗びっしょり熱いんだけど、とってもわくわくしました。


自販機にも飛鳥の文字が!


いろんな所を観て、夕方は甘樫丘に登って飛鳥の里を一望。

山の方には、天使の梯子からたくさんの天使が舞い降りていました。


夜は奈良に戻って、奈良公園へ散歩。
お盆の期間中、奈良公園には何万個ものキャンドルが置かれていて、
とってもきれいでした。


『一条』というお店で夕飯を。
板前さんが何人もいて、どの料理もとっても美味しかった!

心がこもっていて、美味しいのに安いの。
次の日も行ってしまったよ〜。


美味しくて写真をとらずにお腹に入ってしまったけど(笑)、
山芋の短冊切りなんか、ウズラの卵まで入っていて300円!

そして一緒に注文したもろきゅうが、出てくるの遅いな〜
と思っていたら、なんと!!!!
飾り切りだったから、びっくり!
これも300円!



○13日○
山全部が世界遺産になっている吉野山へ。


電車を乗り継ぎ、ケーブルカーに乗って、やっと山の上へ。

もうそれだけで結構大変だったので、茶屋でにゅう麺を食べたら、
元気が出てきましたー!



昔は修験者が熊野まで歩いたという吉野山
修験道の途中に、古い神社や寺があります。
バスも通っているみたいだったけど、
にゅう麺を食べてパワーが出たので、ひたすら歩きました。


最初の金峯山寺は、建物がとても古くて気持ちのいい場所。
白木の大きな古い権現様は、生きているみたい。


それから吉水神社では、隠れた源義経静御前を想い、
タイムスリップしたみたいな時間を。


今でも義経を思い続けている静御前のように、花が咲いていました。


山道を歩き続け、その距離、9.7km。


よく歩いたな〜。


帰りはよく歩いたご褒美に氷を食べました。



夜、奈良に戻ると、東大寺の大仏様がライトアップされていて、
無料で拝観できるとのこと。

さっそく行きました。


おおぉ〜、夜の金剛力士は迫力ある〜!
生きてるみたいだ。。。


歩いているとぱらぱら雨が落ちてきて・・・。


大仏様のところに着くと、ちょうど演奏が始まるところでした。


インドとの国交60周年ということで、
去年の3・11の供養も兼ねて、インド政府から派遣されたインドの人が、
シタールや太鼓と歌で、祈りを捧げてくれました。



その途中、雨は滝のように降り、わたし達の頭上の天空では、
大きな雷が何度も鳴りました。


雷とは、神鳴りともいうから、
なにかメッセージがあったのかもしれません。


たまたま行った夜の東大寺
とてもとても、神秘的な時間でした☆☆☆



○14日○
2日間で1年ぶんくらいの運動をして、もう足がくたくたなので、
この日は、レンタカーを借りて移動です。


行ってみたかった長谷寺へ。


緑に包まれ、

美しい回廊が続きます。
まだまだ上まで、まだまだ登る。。。


とっても気持ちのいい空気。



・・・と下に下りて、饅頭など食べていたら、
「12時にほら貝が鳴りますよ」と、店の人が。


あと8分くらいしかなくて、なんと! ! !
長い長い階段を、駆け上ったのでしたーーーーー!


はぁ〜、今日はもう歩かなくてもいいと思ったのにーー。。。


山にこだまするほら貝の音。
なかなかでした。



それから、三輪で三輪そうめんを食べて、
日本で最も古い神社と言われる大神神社へ。


とても壮玄な場所でした。


大神神社のある森。



そして、聖徳太子のいた斑鳩へ。


ぱーんと、澄んだエネルギーが通っていて、
とても気持ちのいい場所でした。



夜は、観たかった春日大社の中元万燈籠へ。


舞と雅楽の奉納があって、
奈良時代にタイムスリップしたみたいでした。


あまりきれいに撮れなかったけど、燈籠の灯りが、幽玄でした。



○15日○
最終日は、やっとゆっくり奈良公園へ。


もう一度、昼の大仏様を観てから、奈良公園を散歩。


二ヶ月前に「奈良に行く」と決めてから、
万城目学・著の『鹿男あをによし』に出会った。


すごくおもしろくって、2回も読んでしまった。


神の使いの鹿に、会いたかったのだ〜。


鹿が何を言っているかは今ひとつ解らなかったけど、
とっても優しくて凛とした波動が伝わってきました。


角に触れてみると、産毛が生えていて硬くない。
どっくんどっくんと血管が脈打って、
生きている音が伝わってきました。




ランチを食べに行ったカフェで順番待ちをしていた時、
たまたま隣に古民家を改装した小さなお店が並んでいて、
入ってみると・・・


出会いましたーーー!


『鹿男おをによし』で、主人公がつけていた、
鹿の角で作った勾玉。


そんなのあったらいいなぁ〜、と思っていたのでした。




とっても濃〜い4日間。
エネルギーをたくさんもらって、
本当にたのしかった。


また行きたいな、奈良。


ありがとう、奈良!