Choco Fun Ⅱ

もう3月。
ほんとに、早い!


埼玉に来ています。


2月25日(土)・26日(日)は、入間市劇団アミーゴで4回目の公演でした。


『Choco Fun Ⅱ〜ちょっとそこまでファンダジー〜』

足を運んでくれた方々、ありがとうございました。


お話は・・・
主人公太一郎は、奥さんに出て行かれ離婚届を送られてくるけど、離婚の理由がわからない。そこで、ふたりの関係を修復してくれるという『絆商会』に行くと、修復の鍵は ’影 ’にあると言う。太一郎が思い出したのは、小学生の校庭にあった樫の木のこと。ひとりぼっちだった太一郎はその樫の木の影に呪文をとなえると、樫の木から女の子が出てきていつも一緒に遊んだのだった。
それから50年たった今、またひとりぼっちの太一郎は樫の木に行ってみると・・・。


私の役は、樫の木の影の精 ”こかげ ”


詩人とか言って働かない夫の影童と、出戻りで居候の夫の姉の影美と、母の影代と、夫の連れ子のかげりと一緒に暮らしているという設定。


お話の中で唯一のファミリー。


それぞれ言いたいことを遠慮なく言うけど、まったく影や棘がない家族。
一見ばらばらのようでいて、愛でしっかりと結ばれた家族。


理想的な家族でした〜。


この影のファミリーのシーンは稽古の時からとても楽しかったなあ。


家族っていいなあ〜、としみじみ思いました。


本番が終わって家路につく電車の中ひとりになったら、
急に、じわわ〜〜〜んと、胸が締め付けられるように痛くなりました。
(打ち上げで、酒を飲み過ぎたせいじゃないですよ。)


芝居だから嘘の家族なのに、とても大事な家族を本当になくしてしまったような喪失感。


もう会えないのかと思ったら、寂しくて、哀しくて、胸が痛かったー。


今までいろんな役をやってきたけど、こんな気持ちになったのははじめて。


2、3日辛かったです。



でもね、こんな想いができるなんて、なんて幸せなことでしょう。



影童、影代、影美、かげり、ありがとうーーー。
みんなと家族だったこと、忘れないよ!


とっても大切な宝物ができました。