気づき

一週間ぶりに畑に行きました。

トマトもかぼちゃも葉がぐんぐん伸びて、自由気ままに伸び放題。


でも、トマトの実、赤くなりません。

太陽ー、会いたいようー!
(おぉ、おやじギャグになっちゃった(笑))


雨が多いから、自分の畑にたどり着くまで、長靴が泥んこだらけ。
行き帰りの道路もプールみたいに水がたまっていて、バッシャーン!
ジャングルを走ってるみたい。
プチ・サバイバル体験です。


夕方家に帰り、ふと急に、宮沢賢治が読みたくなって、ちくま文庫をぱっと開いたら、『グスコーブドリの伝記』でした。


さっそく、声に出して読んでみました。


読んでいるうちに、賢治の気持ちがようようわかるような気がして、うんうんうなずきながらどんどん読み進めていくと、まるで今起きていることのような気もするし、これから近い将来に起こることのような気もするし、ここがお話の中なのか現実なのかわからないようになってきて、頭がぐるぐるぐるぐる回るようになってくるのでした。
(賢治さん風に書いてみましとぅあー。)


前に読んだ時とは、全く違う話なんじゃないかと思えるほどでした。


いろんな意味で、ショック。


今、ほんの少しばかりだけど自分で畑をやるようになって、お話の中の畑の描写がとてもよくわかります。

前に読んだ時は、頭で文章を理解していただけだったんだなぁ、と思いました。


本て、ステキです。

自分の経験によって、感じかたがかわってくる。

20年や30年後にまた読んだら、どんなふうに感じるのだろう。


今日は、『グスコーブドリの伝記』から、たくさんの気づきをもらいました。


賢治さん、ありがとう。



ローゼルの花。