台北旅日記2

*2010/1/1*
 朝は体調不良で起きられなかった。
 kawausoが朝食を食べて戻ってきたけど、体が動かない。
 
 ベッドでぐずぐずしてたら、太陽が差し込んできた。



 太陽のエネルギーをもらって、やっと起きられたー。
 よし、九份に行くぞ!
 太陽ありがとう。

 
 忠考復興駅からバスに乗る。
 バス待ちの人が長蛇の列で、2台目でやっと乗れた。ふぅー。
 
 道路が込んでて、なかなか着かない。
 もう3時だ。
 遠いなー。
 無理して来るんじゃなかったかなぁ、な〜んてすこし重い気持ちに。

 
 やっと着いたら、すごい人・人・人。
 帰りのバス大丈夫かな〜。
 帰れるのかなー。。。
 
 なんくるなるよね〜。
 せっかく来たんだから、楽しんじゃえ!

 九份は『千と千尋の神隠し』で、お父さんとお母さんが豚になって  しまうシーンのモデルになった場所だ。

 


 坂の途中にある、海悦楼というお茶やさんへ。

 テラス席からの眺めは、最高!!
 


 薫りのいいお茶に癒される〜。



 上は薫りを楽しむ器、下はお茶を飲む器。



 そうこうしてるうちに日が暮れ始めて、提灯に灯りが。



 お土産や食べ物の並ぶ路地を、人混みを抜けてやっとバス停にたどり 着くと、なんじゃこりゃーーーー!!
 
 想像はしてたけどさ、帰りのバスを待つ人の列の長いこと!
 最後尾に並んだら、絶対今日中に帰れないよー。
 夜は、京劇を見るんだのにーーーー!
 
 
 と、反対側を見たら、「台北←→金爪石」のバスが泊まってる。
 九份は、終点金爪石の3つくらい手前なのだ。
 途中の駅から乗った人がたくさんバスを降りてる。
  
 とっさに、「これに乗っちゃえ! 逆方向だけど、終点まで行ってお 金払って、そのまま乗せてもらおう」と思って乗り込んだ。
 
 「台北に行きたい」って英語で言って見たら、ががががが…とすごい 勢いで台湾語で言われ、座れと言ったみたいだったから、お金を払っ て座った。
  
 バスは走り出したけど、あたりは真っ暗。
 英語は通じないし、何を言ってるのかさっぱりわからない。
 帰れるのかーーーー。不安。

 
 もう、8時からの京劇は、宇宙にまかせた。
 なんくるないさ〜。
 心配してもしょうがないしね〜、見られる時は見られるし。
 
 と思ったら、なんだか楽しくなってきた。
 すごい冒険だ。
 旅はこうでなくっちゃね!
 
 途中で人を乗せたり降ろしたり、運転手さんの喋ってることは全然わ からなかったけど、終点の金爪石で折り返して、少し違う道を通って 九份をまた通ったけど、誰も乗せなかった。
 ふぅ〜、さっき乗ってよかったー。
 
 夜景も見られてよかったー、というおまけまでついて、台北の忠考復 興駅に戻ったのは、7時40分。
 タクシーをひろって、劇場に着いたら7時58分。

 満席で当日券はないとのこと。
 予約しておいてよかったー。

 予約したチケットを買ってるうちに、太鼓の音がして、はじまったみ たいだ。

 入ったのが最後だったのでばらばらの席しか空いていない。
 ふと見ると、一番前の席がひとつだけあいてる。

 
 こんないい席、やったー、ラッキー!
 
 と座るやいなや、左隣の人が私の肩をつついた。

 ????と思って左を見ると……。



 えぇーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!

 

 あまりの驚きで、しばらく固まってしまった。

 夢の中にいるのかと思った。


 なんと、隣に親友のAちゃんがいたのだ!!!!

 
 Aちゃんも驚いて固まってた。
 そりゃあ驚くよ。

 Aちゃんは東京に住んでて、1年に2回くらいは会うけど、メールも しないし、お互いに音沙汰ないのが元気な印みたいな。。。

 お互いが台北に来てることなど、全く知らなかったのだ。


 だから、ほんとにびっくりした。


 シンクロも国境を越えるんだねー。
 

 朝起きた時間から九份でのいろんなことが、そう一日のこと全 てが実に絶妙なタイミングで、シンクロが起きたのです。

 一番前のいい席なのに、まるで私が座るように空いていたんだ。
 
 すごいなー、時空も場所も越えたんだ。
 
 
 しかも新年1月1日、満月。
 Aちゃん、kawauso、ありがとう。
 2010年は、きっとビッグなビックリする出来事がたくさんくる  よ。
 今年一年がすごく楽しみーーーーーーーーーーーーーーーー!!



 観劇後、感激して3人で飲みに行った。 
 


 



*1/2*
 3泊4日の台北の旅。
 沖縄から1時間ちょっとで行ける台北
 埼玉から電車で横浜の中華街に行くより、ずっと近い。

 雨にも降られなかったし、いろんな所に行くことができた。
 たくさんの経験と冒険をして、エネルギーをいっぱいもらった。
 全てのことに本当に感謝感謝です。
 ありがとうございました。