沖縄ベジタブル生活

おんなの駅という男も行ける道の駅の市場で買ってきた。
沖縄には地元で採れた新鮮野菜や果物がいっぱい!




もう1ヶ月くらい前のこと。
その日は珍しく6時頃に目が覚めて、朝陽なんか見ちゃって、朝から上機嫌だった私。
沖縄に来て初めて、ラジオなんかつけちゃった、FM読谷。
ラジオから村の情報が流れてきて、残波岬の公園で「畜産祭り」をやるという。
かわいい動物の姿を想像しながら、行ってみた。


行ってみたら、たくさんの牛と山羊がつながれていて、中央では、ゲージの中に豚がいて、品評会審査の真っ最中。

近寄った時、目が合っちゃったんだ。
おじさんに竹のムチでお尻を叩かれている大きな豚と。
そしたら突然、ものすごく悲しい気持ちに包まれてしまって、その豚が、自分と同じ生き物なんだって感じちゃったんだ。
そして、周りの牛や山羊も、一度も喋ったことないし名前も知らないのに、友達のように感じてしまったんだ。


テントでは、大鍋で牛汁を煮ていて、おじさんが「食べて行けよ」と声をかけてくれたけど、気持ち悪くなってきて、その場にいるのも苦しくなって、早々に引き上げた。


それから、肉が食べられなくなった。
体が「欲しい」と言わなくなった。

沖縄料理が好きで、皮付きの三枚肉ラフティや足てびちなんかすごく好きだったのに。
沖縄そばにのってるソーキや、とろとろに煮込んだ軟骨なんか、むしゃぶりついて食べていた………、のに、である。
あんなに、肉が好きだったのに。

大切な友達を食べてるような、自分を食べてるような気分になってしまうんだ。

考えすぎ?

そう、今までは、「そうやって、大事な命を頂いているのだから感謝」、と思って、美味しく食べていたんだけどね。


頭で考えたのではなく、体で感じてしまったのだから、仕方がない。


イギリスで始まったキャンペーンに、ポール・マッカートニーやオノ・ヨウコも指示してる『ミート・フリー・マンデー(月曜日は肉を食べない)』というのがある。

富裕国の肉の消費量を減らすことは、一人ひとりが手軽に地球温暖化抑制に貢献できる効果的な方法なのだそうだ。

牛の消化システムによるCO2排出や、飼料のための広大な土地の森林破壊などをエネルギーに換算すると、牛肉を1kg食べるのは、自動車で250km移動するのに匹敵するんだって。(COURRIER JAPON)


肉を食べられなくなったけど、幸いなことに沖縄は、一年中、新鮮な野菜と果物がいっぱい。
地産地消でフードマイルもかからないし、地元の野菜は、肉を買うより値段もずっと安い。

肉が食べられなくなったら、『ローフード』という考えに出会った。
活きた野菜や果物を中心に食べることで、酵素やミネラルを体にたくさん取り込むことができる。

たくさんの肉たち、今まで私の体を作ってくれて、ありがとう。

サラダや果物を多く食べるようになったら、体調がいい。
毎日のように肉を食べていた夏の頃は、暑いのに足が冷えていて靴下をはいていたけど、今は逆に靴下をはかなくても、足がぽかぽかしてる。


今日も大地の恵みを、クヮッチーサビラ!!