月夜

毎週木曜日は、那覇の桜坂市民大学でうちなー芝居の稽古。

一応台本はあって、台本を読むだけでも大変なのに、進さんがどんどんアドリブで台詞を足していくから、そりゃもう、でーじなってる。

進さんが言った言葉を書き取るのも一大事。
まるで外国語なのだ。
こんなかんじ…。
「ちゃーや、うみちち、もーてぃけーらや」

そしてやっと書いても、いみくじわからん。
「そうだねぇ、思いっきり、踊って帰ろうねぇ」
って言う意味なんだけど。
…えっ! 簡単?

平良進さんが三線を弾きながら唄を伝え、うちなー芝居と踊りを教えてくれるその場にいる、ということだけでも、なんという幸せ。
「はっさ、幸せな時間だねぇ。」と思いながらバスで帰ってきた。
高志保で下りると、上弦の月夜だった。