インドな夜

いつまでもエイサー。
ついつい見てしまうのだ。




古楽ドゥルパドという、北インドの古典音楽のコンサート&ワークショップへ行って来た。
場所は、南城市津波古の「からだworkかこ」という所。
9月5日にヌーバレーをやった所の近くだった。
津波古に縁があるな〜。



右に見えるのが知念半島で、裏が斎場御嶽

景色を眺めていたら、少し離れた隣家からは、沖縄民謡の宴が聞こえてきた。
どうやら、もあいだったみたい。

コンサートの会場は、風の気持ちいい庭。
陽も暮れて、あたりは真っ暗。
照明の幻想的な灯りの中、チャイを飲んでいるとコンサートが始まった。


『ドゥルパド』は、インドでは最古の音楽だそうだ。
ちっちゃいシタールみたいな4弦の楽器タンプーラが、ビヨ〜ン、ビヨ〜〜ンと4つの音を出している。
なんだかわからないけどこの音、体がふにゃ〜としてくる。
その音を頼りに、唄者が感じたままを即興で唄っていく。
とーっても気持ちのいい声で、私の体が共鳴してびりびりしてくる。
その唄に合わせて、パカワジという太鼓がリズムを打ち鳴らす。



不思議な音楽。
そして、とっても懐かしい。
聴いてると宇宙に浮いているような、宇宙に包まれているような感じがしてくる。
「即興で、50分唄いましたね」と言っていたけど、10分くらいにしか感じられなかった。
それほど、とーっても気持ちよかったのだ。


コンサートの後、豆カレーやサモサ、ジューシーなどを食べながら交流会をした。
いろんな人が集まって、いろんな話をして、楽しい時間はあっという間に過ぎていく。



朝5時に起きると、夜空にたくさんの星が出ていた。
明けの明星、金星がひときわ明るく輝いている。

そして、5時30分からワークショップの、マンドラサーダナがはじまった。
「サーダナ」とは、スピリチャルな修行という意味だそうで、日の出前の時間が一番エネルギーが強く、日中の4倍のエネルギーを得られるそうだ。
唄者のシュリーさんは、インドで毎朝日の出前のサーダナをかかさないそうだ。


熱いハーブティーを飲んで目を覚ますと、タンプーラの音に合わせて声を出していく。
ドゥルパドの声は、メディテーションやヒーリングの要素があって、ヨガの呼吸法で息をしながら、声はチャクラを意識して、ハートセンターから出していく。

1時間くらいやっていると、空が明るくなってきた。
そして後半は、サンスクリットのお祈りの唄を教えてもらって、1時間くらい唄った。
内容は、「破壊や創造の神様、太陽や月や惑星、その全てが、私の朝を美しくしてくださいますように」というもの。
大自然の中で歌う祈りの歌は、朝陽とともに体にふりそそぎ、今日も生かされていることを、森羅万象の神様に感謝する気持ちでいっぱいになった。


とっても楽しい一泊だった。
美味しい料理に、音楽に、素敵な人たちに、全ての出会いに感謝です。




いままで食べた中で、ナンバーワンのバンシルー。